盆地エリアのパパ、ゆるっと楽しもう!
日田市内で活動する「ぼんちパパ倶楽部」は、2021年12月に誕生したパパサークルです。
サークルの名前には、日田市のみならず、周辺の“盆地エリア”に住むパパや家族が気軽に参加できるようにという思いが込められています。日田市をはじめ玖珠町、九重町、中津市などに在住の22人のパパが所属。
モットーは「ゆるっと楽しく・無理なく活動できるように」と、家庭や仕事との両立を大切にしながら、パパ同士のつながりを広げています。
今回はモルックを楽しむ会!
活動は月に1回のミーティングと、イベントが中心。内容はメンバーの「やってみたい!」という声から生まれます。
取材で訪れたこの日は、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を体験する会。会場となった日田市の桂林公民館・桂林小学校に8家族・36人が集まりました。
今回は、モルック経験のあるパパが中心となって企画し、ルール説明やグループ分けをして、いざスタート!
初めてモルックに挑戦する人がほとんどでしたが、家族がチームとなってそれぞれが一生懸命作戦を立てながら白熱したゲームが展開されました。
「狙ったピンに当たったー!」「がんばれー!」と、声を掛け合い、笑顔と歓声がグラウンドにあふれます。点数をカウントするママ、モルックのピンを並べるパパ、ゲームに大興奮の子どもたち。家族みんなで楽しむ時間となりました。
パパが率先して動き、ママをおもてなし
モルックのあとは公民館で工作タイム。
敬老の日に合わせて、おじいちゃん、おばあちゃんにプレゼントする、折り紙のお守りをつくりました。
子どもたちの工作を手伝うパパたちが、手分けをしてお昼ご飯の準備も同時に進めます。お弁当やお茶の配布まで手際よく行い、子どもたちと、そしてママたちをおもてなし。
ぼんちパパ倶楽部では、家族みんなでの参加や、パパと子どもで参加して、その間にママが用事を済ませたり、ゆっくり過ごしたりできるように配慮する家庭もあります。
「ママにもリフレッシュの時間を」と、パパたちが率先して子どもと遊び、支え合う姿が印象的でした。
イベントの締めくくりは、子どもたちに大人気の「じゃんけん列車」。大いに盛り上がり、参加者全員が笑顔で一日を終えました。
この日の活動について感想を聞いてみると……「楽しかった!」「モルックをやってみたかったので、みんなと楽しめてよかった」と、満足そうな顔をした子どもたちの声が上がりました。
今しか経験できない“パパ時間”を楽しもう
代表の佐藤龍一さんにお話をうかがいました。
「ぼんちパパ倶楽部は、“今しか味わえない子育ての時間”を共有する場にしたいと思っています。パパが子どもと関わり、笑顔で過ごすことで、家族全体が明るくなる。ママのサポートにもつながると考えています。」
「また、同じ立場だからこそ共感できる話が多く、自然と仲間意識が生まれます」と佐藤さん。
月に1度のミーティングでは、子育てや家庭のことを気兼ねなく話し合い、先輩パパからアドバイスをもらうこともできるそうです。
ぼんちパパ倶楽部では、子どもと過ごすかけがえのない時間を楽しみながら、地域のパパ同士がゆるやかにつながることを大事にしています。