やってみたいことにみんなでチャレンジ!
宇佐市社会福祉協議会「うさ児童館」の主導で、2023年からスタートした「USAパパくらぶ」。
パパたちがやりたいことを自由に企画し、毎月第3日曜に子どもたちと一緒に活動しています。
これまでの取り組みでは、親子でつくるお昼ごはん、バルーンアート講座、みそ玉づくりなど、さまざまな体験イベントを実施してきました。
LINEでつながる北部エリアの子育ての輪
USAパパくらぶのLINE登録者数は112人。
うさ児童館が土日も開館していることから、休日にパパが子どもを連れて来館する家族がかなり多く、そこでUSAパパくらぶの存在を知り、登録をする人が多いとのこと。
LINEでは活動予定のほか、近隣地域のイベントやおでかけ情報も発信。「子育てパパにとても役立っている」という声もあり、地域での交流を支える重要なツールになっています。
参加者は宇佐市内に限らず、中津、豊前、耶馬渓からの参加も多く、北部エリアのパパ仲間の輪が広がっています。
またUSAパパくらぶの大きな特徴は、うさ児童館の女性スタッフによる手厚いサポートがあること。活動の準備や当日も手助けしてもらえるだけでなく、ママ目線のフォローもあり、初めて参加するパパも安心して楽しめる環境が整っています。
夏の締めくくりはみんなで“流しそうめん”
今回の取材で訪れたのは、夏らしさを楽しむ「流しそうめん」の日。
うさ児童館の調理室にはすでに大量のそうめんがゆで上がり、準備万端。
パパたちはそうめんを流すための竹を工夫して組み立て、ロープで固定。子どもたちにも届きやすいよう高さを調整しながら、試行錯誤して完成させます。
準備が完了すると、いつも活動をサポートしてくれている、うさ児童館の館長である久保さんから全体の説明があり、流しそうめんの発案者パパが本日のリーダーとしてあいさつ。
親子15組、50人が参加し、会場は開始前からワクワクした雰囲気に包まれていました。
この日はパパたちのこだわりで、そうめんつゆを手づくりすることに。
しいたけとかつお節のだしに調味料を合わせ、本格的な味を追求します。子どもたちも味見をしながら手伝い、にぎやかな声が響きます。分量を手際よく測るパパ、そうめんのトッピングを包丁で切るパパ、それぞれが仕事を見つけて、役割分担をしながら準備を進めます。
いよいよ流しそうめんがスタート!
「そうめんが来た!」と歓声を上げ、箸で必死にそうめんを追いかける子どもたち。パパたちは流す係を分担し、小さな子にも届くように調整します。
そうめんを流す合間には、枝豆やマスカット、ゼリーも登場し、大人も子どもも大盛り上がり。青空の下、家族みんなで夏の思い出を共有しました。
参加したい時に自由に楽しめるパパサークルに
イベント後、「竹を使った流しそうめんは家ではできないから楽しかった」「つゆも手づくりでおいしかった!」と、うれしそうに話す姿が見られました。
USAパパくらぶでは、料理や工作、スポーツなど、毎回テーマを変えて活動しています。
「やってみたい」というリクエストも歓迎で、都合の合う日だけの参加もOK。無理なく、楽しく、パパ同士のつながりを広げられるのが魅力です。
宇佐エリアで子育てをしているパパの皆さん、次回のイベントで一緒にチャレンジしてみませんか?新しい仲間と過ごす時間が、きっと家族の笑顔につながります。